2024/11/15
症状について長時間同じ姿勢でいると、腰に大きな負担がかかることがあります。それは、私たちの体が本来「動く」ことを前提として作られているからです。
1. 筋肉が疲労して硬くなる 同じ姿勢を長時間続けると、腰周りの筋肉が緊張したままになります。たとえば、座った姿勢を長時間続けると、背中や腰の筋肉が力を入れっぱなしの状態になり、筋肉が疲れて硬くなります。これが腰の張りや痛みの原因になります。
2. 血流が悪くなる 動かずに同じ姿勢でいると、腰周辺の筋肉や関節の血流が悪くなります。血液は酸素や栄養を運ぶ大切な役割を果たしているため、血流が滞ると筋肉に必要な酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、腰に疲労がたまりやすくなります。これが「じわじわと痛みが増してくる」感覚を引き起こします。
3. 腰椎(背骨)に負担がかかる 座ったり立ったりしているとき、腰椎(背骨の腰の部分)は体を支える重要な役割を担っています。しかし、姿勢が悪いまま長時間いると、腰椎にかかる力が偏ってしまい、一部の骨や椎間板に過剰な負担がかかります。これが腰痛や椎間板ヘルニアの原因になることもあります。
4. 姿勢が悪いとさらに悪化 猫背や前かがみの姿勢でいると、腰だけでなく、肩や首にも負担がかかり、全身のバランスが崩れます。体が不自然な姿勢をとり続けることで、腰の負担がさらに大きくなり、慢性的な腰痛へとつながる可能性があります。
よく「足を組むと身体が歪む、骨盤が歪む」など聞いたことがあるかと思います。
当院の考え方としては「足を組む」ことが悪ではなく「足を長時間同じ姿勢で組み続ける」ことが良くない状態と思っております。
なかなかお仕事中に立つ動作などは難しい方は椅子の上で足を組み替える、違う足の形にしてみるなど工夫してみてください!
長時間同じ姿勢を続けないよう、こまめに体を動かすことが腰痛予防のポイントです。座っている場合は1時間に1回は立ち上がって軽くストレッチをしたり、立ち仕事をしている場合は足を動かしたりするだけでも、腰の負担を減らす効果があります。
体を動かしながら、正しい姿勢を意識することで、腰への負担を最小限に抑えられます。健康な腰を保つために、まずは「動き続ける」ことを心がけてみましょう!
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